薬に頼らず身体の調子を整えるアロマの力に衝撃を受け、その魅力をもっと広めたいと医療業界から転職。現在は、ホテルスパ3店舗のマネージャーを務めながら、セラピストとしても全国各地を飛び回っている。
セラピスト(サンリツ)を 目指したきっかけは?
医療業界で勤務していたときは医薬品を介して患者様に貢献していたことから、自分自身が直接お客様の役に立つ仕事がしたいと思ったのがきっかけです。自身が体調を崩したときにアロマテラピーに出会い救われた経験から、この素晴らしさを広めてたくさんの人の役に立ちたいと考えるようになりました。
私はサンリツのスクールJEAに通っていたのですが、スクール選びの際も、深い知識を習得でき、技術の習得に時間をかけて教えてもらえるということが決め手となりました。他のスクールに仮申し込みしていたのですが、サンリツでのスクール体験説明会を受けた際に、スクール卒業後も直営サロンやホテルスパで働く自分の姿がすんなりとイメージでき、ワクワクが止まらなかったことを今でも憶えています。
絶対にここで学びたい!と思い、その場で他のスクールにキャンセルの電話をしたくらいでしたから。
今後、セラピストとして人生をリスタートするにあたって、技術の高さに自信があり、たくさんのラグジュアリーホテルスパの運営の経験がある会社で経験を積めるということは大きな安心感もありました。スタッフの方の雰囲気なども含めて、サポート体制も整っていると感じたことからサンリツへの入社を決めました。
日々心がけていることは?
常に相手の立場になって物事を考えることを心掛けています。セラピストとしては、お客様がどう考えているか、接客やトリートメントを含め、どのようにしてもらえると心地よく過ごせるか?また、マネジメントの立場としては、ホテル様のご要望はどういったことなのか、私たちサンリツのセラピストはどのようにお役に立てるのか?について考え、すべての人が心地よく過ごし、効率よく業務ができる環境を整えることを常に心掛けています。スタッフの教育についても、良い部分を存分に伸ばしてもらいながら、のびのびと楽しく活き活きと働けるようコミュニケーションをとりあうことを心掛けています。
印象に残っている エピソードを教えてください。
新人のころ、まだまだ不安な中で施術に入っていたのですが、指名をいただけることがありました。そのお客様は長年、他のラグジュアリーホテルスパにも通っておられた方だったのですが、施術はもちろん、案内や接客などすべてが心地よいとおっしゃってくださり、宿泊の度に指名をしていただけるようになりました。たくさんのキャリアのある先輩には到底及ばないと思いながらも、必死にもがきながら努力していた際の出来事だったのでとても嬉しかったことを憶えています。
前職はまったくセラピスト職とはかけ離れた世界にいたので、何よりも技術力が不安で仕方ありませんでした。必死に練習をしながらも、不安でいっぱいの毎日を過ごしていました。しかし、さまざまなお客様とお話をする中で、すべての経験がセラピストとしての今に役立っているのだなということを実感するようになりました。
とくにラグジュアリーホテルは、求めるレベルが高いお客様がたくさんお越しになります。
急なイレギュラー対応をすんなりこなせるのは、前職での経験が大きいなと感じるように
なったことや、一生懸命で誠実な対応はお客様にきちんと伝わるということを実感するようになり、自分に自信が持てるようになりました。
キャリアのあるセラピストが多い中で、未経験の新人セラピストというのはすべてに自信がなく、不安なことも山ほどあるかと思います。でも一生懸命誠実に対応すれば必ずお客様に伝わるのだと、お客様から教えていただきました。今もずっと私の支えになっています。
今後どのようなキャリアを 描かれていますか?
サンリツではさまざまなラグジュアリーホテルのスパでの経験を積めるチャンスがたくさんあります。幸運なことに私は、3年間でヘルプ勤務も含めて7軒のホテルスパを経験でき、現在はセラピストとして現場に入りながら数店舗のマネージャー業務も行っています。貪欲に頑張る人にはチャンスもたくさん与えてもらえるので、これからも、たくさんのホテルで経験を積みながら、スタッフが楽しくのびのびと働ける環境を整えていきたいと考えています。